[証券代行]配当金

わたし、ずいぶん前に習ったんです。

株式は自己責任です って。

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エピローグ

2021年秋、満を持して株式を買ってみようと思い、ネットで証券口座を作り、まずは12月末決算の銘柄を購入。

配当金と優待が届くのを待ちに待った3月。

私の元に届いたのは何故か配当金領収証と配当金計算書!

これの何がおかしいのか!!

だって私、NISAで購入したはず!!

だったら配当金は比例配分でしょ!!

NISAで株を購入すると自動で比例配分方式になると思い込んでた株主ど素人の大失敗。

でも、こんなチャンスはないので、それもしっかりブログネタとして、証券代行と株式の関係について書いてしまおう!ということで、またまた新たなジャンルが登場です。

次回からは比例配分方式に切り替えるので、配当気領収証を見ることが出来たのはある意味ラッキーと思いました。
支払った税金分はしっかり書かせていただきます。

※株式初心者の皆さんがふっと思う『証券代行』と『証券会社』、似たような名前だけどその違いって何?
それはまた別の機会に。

配当金とは

株式を発行している企業が利益を上げると、株主にその利益を分配することを配当金といいます。

配当金は期末決算の時のみ出る銘柄もあれば、中間決算と期末決算の年2回でる銘柄、ごくまれに四半期決算すべてで出る銘柄もあります。

また、特別配当や記念配当がある場合もあります。

通常、決算後3か月以内に支払いがされます。
支払われた確認は、発行会社(該当銘柄の証券代行部)から配当金計算書が届くのでそちらで確認できます。

配当金の受領方法

まずは配当金の受け取り方法についてです。

配当金の受け取り方法は4通り

①配当金領収証方式
②株式数比例配分方式
③登録配当金受領口座方式
④個別銘柄指定方式

どれを選ぶかは株主の判断にはなりますが、途中で受け取り方法を変更することもできます。
※受け取り方法の変更は自分の株の預け先で行います。
※変更した受け取り方法は次回の決算以降の受け取り方法となります。

蒼空の失敗例

私の失敗は、証券会社の案内を見落としたことです。よくよく読むとしっかり書いてありました。
思い込みって怖いですね。

配当金受取方法の指定がない場合は、「配当金領収書方式」が選択されています。
NISA・ジュニアNISAで購入した株式等の配当金等を非課税とするためには、「株式数比例配分方式」のお申し込みが必要です。

また、株式を証券会社の口座に預けてある場合と信託銀行などの特別口座に預けている場合で多少選択肢もかわります。

相続などで株を受け取った場合、元々株がどこの口座にあったかで受け取り方法が自動的に変わっちゃったという稀なケースもあります。

※株式の電子化後、自分で購入した人はほぼ大丈夫ですが、相続の場合は思わぬ落とし穴もあるかもしれません。

配当金受取方法は、証券保管振替機構(ほふり)を介して各金融機関で共有されます。
そのため複数の証券会社および特別口座に口座を持っている場合、一つの証券会社(信託銀行)で配当金の受取方法を変更すると、他の証券会社での配当金の受取方法も変更されます。

それでは、ひとつひとつの方式を見ていきましょう。

配当金領収証方式

発行会社から郵送される配当金受領証を、ゆうちょ銀行などの窓口まで持参し、配当金を受け取る方法です。

受け取り方法

①発行会社が株式事務の代行を依頼している信託銀行等から「配当金領収証(郵便振替支払通知書)」が届きます。

②配当金領収証の表面に受領印を押印し、配当金領収証の裏面に記載の取扱金融機関(ゆうちょ銀行等)へ持参することで配当金を受け取れます。

受け取り方法の注意点は配当金領収証の裏面に詳しく記載があるので読んでみましょう。
わからないときはコールセンターで確認しましょう。

※ほとんどの上場企業の指定金融機関はゆうちょ銀行です。
※受領印は認印でOKです。
※株主が受け取りに行けない場合は代理人が受け取りに行くこともできます。
※受け取る金額などによっては本人確認書類(運転免許証等)の提示が必要なことがあります。
※配当金領収証をゆうちょ銀行等の金融機関で受け取る場合の払渡期間が設けられており、払渡期間が過ぎた場合は別途手続きが必要となります。

株式数比例配分方式

配当金を証券会社の口座で受け取る方法です。

※複数の証券会社に口座を開設している場合には、預けている株数に応じて各証券会社の口座に配当金が振込まれます。
※特定口座(源泉徴収あり)であれば、株式の譲渡損と配当金との損益通算が証券口座内で行われます。
※NISA口座で配当金等を非課税で受取るには株式数比例配分方式の受領方法を選択する必要があります。他の受取方法では非課税の恩恵を受けることができません。

2009年の株券の電子化に伴い配当金の受領方法として加わりました。

株券の電子化ってなに?➡答えは、現在日本の上場会社の株式には株券が無いってことです。

登録配当金受領口座方式

保有する全ての株式などの配当金を一つの銀行口座で受け取る方法です。

※あらかじめ指定した一つの金融機関口座に、保有するすべての銘柄の配当金が振込まれます。

個別銘柄指定方式

銘柄ごとに指定した銀行口座などで配当金を受け取る方法です。

※銘柄ごとに手続きが必要です。

配当金の受け取り期限

配当金には受け取り期限があります。
受け取り方法が配当金領収証方式の場合は注意が必要です。

受け取り期限の確認は配当金領収証の裏面に書いてあります。
手元に配当金領収書がある場合は裏面をチェック!

支払開始の日より満5年を経過してもお受け取りにならないときは、お支払いできなくなります。」と書いてあるのが確認できます!

配当金領収証の払渡し期間

配当金領収証方式の受け取り方法はゆうちょ銀行などの窓口まで持参と上で説明しましたが、ゆうちょ銀行などで受け取ることが出来る期間も決まっています。

ゆうちょ銀行などで受け取ることが出来る期間を払渡し期間といいます。
おもて面の支払金額の下にあるのでこの期間内に受け取りましょう。

払渡し期間内に受け取りにいく金融機関は裏面の<取扱銀行>に書いてあります。

配当金領収証の払渡し期間がすぎた場合

配当金領収証の払渡し期間内に受け取りが出来なかった場合でももちろん発行会社が定める期間内であれば受け取りは可能です。

受け取り方法は大きく分けて2通り!

※詳細は配当金領収証の裏面に書いてあります。

①発行会社が委託している証券代行部がある金融機関へ配当金領収証を持っていきましょう。
※受領印をしっかり押して行ってくださいね!

②配当金領収書の裏面に振り込みを希望する自分の銀行口座を書いて、該当の信託銀行などに送りましょう。
※ゆうちょ銀行現金払いも選べますが、また受け取り忘れの心配があるので銀行口座を書く方が安心です。

※表面に受領印を押すことを忘れないように!
※送付先住所は裏面に書いてあるのでそちらに送付します。この送付先住所はあくまでも送付先です。もちこむ事はできません。
※ここに書いた口座へ次回から自動的に振り込まれることはありません。あくまで1回限りの振り込み先となります。
※複数枚配当金領収証がある場合も1枚ずつ振込先の記入が必要です。送付は同じ信託銀行あてであれば同封して送ってOKです。

手続きがよくわからないときはコールセンターで確認を!

配当金領収証を紛失した場合

では、領収証を紛失した場合、どうしたらいいでしょうか。

紛失以外にも、間違ってシュレッダーにかけてしまったや雨に濡れて文字が見えない、または犬がボロボロにしてしまったなど色々な理由で配当金領収証で受け取ることが出来ない場合ってありますよね。

でも、もう受け取ることはできないのか・・・ と落ち込む必要はありません。

受け取り期限内であれば、配当金を受け取ることができる書類を送ってもらえます。

できるだけ早めに該当の証券代行部のコールセンターへ連絡をしましょう。

三井住友信託銀行 証券代行部

0120-782-031

受付時間:土・日・祝日等を除く 
平日9:00~17:00

みずほ信託銀行 証券代行部

0120–288–324

受付時間:土・日・祝日等を除く 
平日9:00~17:00

三菱UFJ信託銀行 証券代行部

0120-232-711(東京)
0120-094-777(大阪)

受付時間:土・日・祝日等を除く 
平日9:00~17:00

この3行以外にも証券代行業務を行っている会社はあります。
ご自分が保有している銘柄を担当している証券代行部へ連絡してください。

手続きの注意点

 コールセンターに連絡をすると『配当金送金依頼書』を送ってもらえます。

見た感じは配当金領収証と似ていますが、手続きが違う部分もあるので注意して、すみやかに手続きをしましょう。
※送金依頼書も請求期日があります。表面の『印』の上に書いてあるので確認してください。

一番シンプルな方法は
表面にみとめ印』を押印し、裏面に自分名義の銀行口座』を記入し、同封の返信用封筒に入れて返送です。

支払いのタイミングは、配当金領収証を使って取扱銀行での受け取りが無いかを確認後となる為、返送のタイミングによっては数ヶ月かかる場合もあります。

株主本人以外の口座を記入する場合は、表面に株主の実印』を押印し、発行後6か月以内の株主の印鑑証明を同封し送付する必要があります。

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